今注目の銘柄や投資先の探し方
井村氏
今はバリュー株がおすすめ。バリュー株を一口で言うなら”お金を持っている会社”の株。
日本の上場企業の中には、時価総額が100億なのに、ネットキャッシュを100億持つ企業などが実在する(=100億円の資金を持っている会社を100億円で買えるということ)。こういう会社は資金が潤沢であるため倒産リスクもかなり低く、仮に売られたとしても「下がれば買うぞ」と待ち構えている人が多くいる。つまり損したとしても浅い傷で済むし、株主への還元が出ると一気に跳ねる。こういう株が投資の鉄板。
株式投資に瞬発力は必要ない。ニュースが出て一気に株価が跳ね上がるということはあまりなくて、多くの人がそのニュースを元にあれこれ分析していく過程で株価が上がっていく。織り込むという。
テスタ氏
後だしじゃんけん方式。何か材料が出て、株価が反応した際に買うようにしている。普段からあれこれ考えているわけではない。ニュースも基本見ない。
ただし、常にアンテナを張っておいてチェックはしている。ニュースが出て株価が上がったら、それが中長期の上昇の初動になる可能性がある。思惑が外れればすぐに売るので傷は浅い。
サラリーマンが副業でやる場合は、自分の得意な分野から始めるのが良い。勤務している会社の業界に絞っているとか。
株は連想ゲームみたいなもの。コロナはいつか収束するからコロナのせいで株価が下がっている銘柄を仕込んでおくといった具合。
投資する時間軸によって情報の扱い方は変わってくる。値動きだけを見て売買するデイトレなどはあまりニュースも見ない。
エル氏
半導体は国策として投資が始まっているので長いテーマになるんじゃないかと思っている。あとはインバウンド関連も今後ますます上昇が見込めるのではないか。
大江氏
テーマ株や注目銘柄はすでに高くなっている可能性が高い。それよりも個別銘柄をしっかり見る。
企業の基本は会社が世の中のためになる商品やサービスを提供するころなので、それができているかどうか、あとは他社にとっての参入障壁があるかどうか、この2点が重要。
自分が素直に感動したという商品やサービスを展開する企業の株を買ってみるというのも一つの方法。
億り人になるには
テスタ氏
- リスクを取らない人
- ギャンブルをしない人
- コツコツと積み重ねられる人
リスクを取った方がリターンを得やすいと思われがちだが、リスクを取り続けているといつか必ず大きく躓いてします。できるだけリスクを避けていくことが重要。
投資とギャンブルは違う。
最初は小さな額しか儲からないが、それを複利で運用していけばやがて大きな額になってくる。その最初のコツコツを積み重ねられるかどうか。
大江氏
- 資金管理がきちんとできている
- 長期的な思考を持っている
- 金額を目標にしていない